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2012年2月13日月曜日

Android vs iOS(その3)


最新機種を持つ優越感
商品サイクルはユーザー心理に大きく影響を与える。ユーザーからすると、商品サイクルが短いこと最新機種を所有する優越感に浸れるのはごく短い期間ということになる。
やっと手に入れた新機種を自慢げに使っていても、ほとんど間を置かず発表された新しい機種が自分のものより優れていることを知ってがっかりするわけだ。
それに比べAppleは巧妙だ。少なくとも1年以上最新機種として保てるし、Appleは発売前に発表することがないことから、自分の持っている
iPhoneが最新機種である期間が長い。しかもこの商品サイクルは、買い替えもギリギリ考慮できるぐらいの期間ではないだろうか。
Appleはこの発売まで情報を漏らさない」と「発表と発売は同時」という2つのルールを厳格に守ってきた。
この戦略はユーザーの心をとらえると言う意味ではとても上手く成功している戦略と言える。

このようなことから、現在の状況としては、機能や能力については置いとけば、当分はずいぶんAppleの方がイイじゃないかと思う。
ここでいうイイとは、自分が欲しいと思う機種であるかどうかのこと。
個人的にはAppleよりもGoogleの方が好きな会社ではあるのだが、今のままではAndroidはまずい。何とか頑張れ。
このままだと次もやっぱりiPhoneiPad買ってしまうぞ。

2012年2月10日金曜日

Android vs iOS (その2)

OSのバージョンアップ
どこかの記事で読んだ内容だが、Androidユーザーは現在の機種に不満があるので新しい機種を求めるのに対し、iPhoneユーザーは現在の機種に満足したから次の機種を求める、という調査結果があった。
この違いはどうして生まれるのか?

iPhoneOSのバージョンが原則一つしかない。つまり古い機種でもだいたいバージョンアップできている。しかし、AndroidOSのバージョンが数多くあり、しかも頻繁にリリースされ、バージョンアップされない機種が続出する。
大抵1機種で1回までのバージョンアップ程度。IDEOSは購入時既に2.2だったがそれからいままでそのまま変わらず。今でも売っている機種にも関わらずだ。そうなるとアプリメーカーは大変だ、機種が多いだけでなく、複数のOSに対応しなければならなくなる。
これでは、売れないのにますます開発コストがかかるようになってしまうから、iOSアプリを作りたがるのだ。

商品サイクルとバグ対応
ガラケーと呼ばれるフューチャーフォンの時代から携帯電話の商品サイクルはすごく速かった。夏モデルとか秋モデルとかいう感じからすると、4半期ごとに新製品が投入されるわけだ。目まぐるしいスピードだ。
全世界的にみても、日本ほどではないにせよ、似たようなものだ。とにかくひしめき合っている競合達よりも1日でも早く最新機種を投入したい。それがまた問題を生む。

Googleが機種メーカーに同時に新しいAndroidを供給したとして、競合よりもいち早く市場に出そう思えば、当然品質管理(QA)の期間があまり取ることができない。つまり見切りで発売されてしま事がしばしば起こってしまい、バグ付きで出荷される。
このバグは、OSがもともと持っていた隠れバグと機種依存のバグの両方がある。
iOSでは、同じOSを使う競合が存在しないため、それほど急ぐ理由はない。また、出荷されてから市場でバグが発見された場合、数日から数週間でパッチが当たっていた。iPhone4Sもすぐに電池が無くなるという問題があったが数日で修正された。しかしAndroidではメジャーなメーカーしかなかなか対応しない。 もちろんこのことがユーザーの不満となって残ってしまう。

・・・さらにつづく

2012年2月9日木曜日

Android vs iOS (その1)


アプリと機種対応

機種の数や全体の販売数から見ると、Androidの方が優勢なのは明らかだ。
しかし、面白い話を聞いた。iPhoneアプリの方が Androidアプリよりも4倍売れていると言うのだ。
2012年のシェア予測だと、Android56%に対して、iOSは僅かに15%しかない。
機種や台数では圧倒的にAndroidの方が優位なのに、何故そんなことが起こるのか。

これは、実際にアプリを購入しようとすると分る。 Androidのアプリが売れない理由は対応機種が少ないからだ。
自分の機種で動作保障されなければ、たとえ少額でもおいそれと購入しないだろう。
iOSでは一部旧機種には対応しないことはある。しかしほとんどは稼働するし、稼働しない場合もそのことが明示されているので分る。
しかし、Androidでは機種が多すぎて動作保障されない場合も少なくない。
アプリメーカーは市場に多く出回っている機種のみ保証する。全部対応していたらきりがない。

Androidなんだから皆一緒でしょ、と思うかもしれない。
しかし、売り出されている現役の機種の中にはハイスペックのものから、ロースペックのものまでさまざまな機種がある。
これらで特に大きく異なるのは画面解像度だ。またCPUの能力差も大きい。
確かに、IDEOSを動作保障機種にしていたアプリは見たことが無かった。マイナーな機種は基本的に無視される。
さて、そうなると、ほぼ100%が実質対応機種であるiOSと一部しか対応機種にならないAndroidでは比較条件が異なってしまう。
買ってみて動かなかったら丸損となる。それがAndroidアプリが売れない理由。
アプリメーカーから見てみると、あまり売れないは、機種対応コストはかかるは、では、力を入れようとは思わなくなる。
そうなると、ますます売れなくなって悪循環となる。

・・・つづく