2012年2月10日金曜日

Android vs iOS (その2)

OSのバージョンアップ
どこかの記事で読んだ内容だが、Androidユーザーは現在の機種に不満があるので新しい機種を求めるのに対し、iPhoneユーザーは現在の機種に満足したから次の機種を求める、という調査結果があった。
この違いはどうして生まれるのか?

iPhoneOSのバージョンが原則一つしかない。つまり古い機種でもだいたいバージョンアップできている。しかし、AndroidOSのバージョンが数多くあり、しかも頻繁にリリースされ、バージョンアップされない機種が続出する。
大抵1機種で1回までのバージョンアップ程度。IDEOSは購入時既に2.2だったがそれからいままでそのまま変わらず。今でも売っている機種にも関わらずだ。そうなるとアプリメーカーは大変だ、機種が多いだけでなく、複数のOSに対応しなければならなくなる。
これでは、売れないのにますます開発コストがかかるようになってしまうから、iOSアプリを作りたがるのだ。

商品サイクルとバグ対応
ガラケーと呼ばれるフューチャーフォンの時代から携帯電話の商品サイクルはすごく速かった。夏モデルとか秋モデルとかいう感じからすると、4半期ごとに新製品が投入されるわけだ。目まぐるしいスピードだ。
全世界的にみても、日本ほどではないにせよ、似たようなものだ。とにかくひしめき合っている競合達よりも1日でも早く最新機種を投入したい。それがまた問題を生む。

Googleが機種メーカーに同時に新しいAndroidを供給したとして、競合よりもいち早く市場に出そう思えば、当然品質管理(QA)の期間があまり取ることができない。つまり見切りで発売されてしま事がしばしば起こってしまい、バグ付きで出荷される。
このバグは、OSがもともと持っていた隠れバグと機種依存のバグの両方がある。
iOSでは、同じOSを使う競合が存在しないため、それほど急ぐ理由はない。また、出荷されてから市場でバグが発見された場合、数日から数週間でパッチが当たっていた。iPhone4Sもすぐに電池が無くなるという問題があったが数日で修正された。しかしAndroidではメジャーなメーカーしかなかなか対応しない。 もちろんこのことがユーザーの不満となって残ってしまう。

・・・さらにつづく

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