2012年2月9日木曜日

Android vs iOS (その1)


アプリと機種対応

機種の数や全体の販売数から見ると、Androidの方が優勢なのは明らかだ。
しかし、面白い話を聞いた。iPhoneアプリの方が Androidアプリよりも4倍売れていると言うのだ。
2012年のシェア予測だと、Android56%に対して、iOSは僅かに15%しかない。
機種や台数では圧倒的にAndroidの方が優位なのに、何故そんなことが起こるのか。

これは、実際にアプリを購入しようとすると分る。 Androidのアプリが売れない理由は対応機種が少ないからだ。
自分の機種で動作保障されなければ、たとえ少額でもおいそれと購入しないだろう。
iOSでは一部旧機種には対応しないことはある。しかしほとんどは稼働するし、稼働しない場合もそのことが明示されているので分る。
しかし、Androidでは機種が多すぎて動作保障されない場合も少なくない。
アプリメーカーは市場に多く出回っている機種のみ保証する。全部対応していたらきりがない。

Androidなんだから皆一緒でしょ、と思うかもしれない。
しかし、売り出されている現役の機種の中にはハイスペックのものから、ロースペックのものまでさまざまな機種がある。
これらで特に大きく異なるのは画面解像度だ。またCPUの能力差も大きい。
確かに、IDEOSを動作保障機種にしていたアプリは見たことが無かった。マイナーな機種は基本的に無視される。
さて、そうなると、ほぼ100%が実質対応機種であるiOSと一部しか対応機種にならないAndroidでは比較条件が異なってしまう。
買ってみて動かなかったら丸損となる。それがAndroidアプリが売れない理由。
アプリメーカーから見てみると、あまり売れないは、機種対応コストはかかるは、では、力を入れようとは思わなくなる。
そうなると、ますます売れなくなって悪循環となる。

・・・つづく

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